続・ダメ男依存症候群 ~二人で一つの愛のカタチ~
「……ちょっと! そんな話じゃないの! 大体、それが涼介かもしれないんだよ!? 旬は心配じゃないの?」
「心配? 何の?」
デレデレした顔が、再びきょとんとする。
「だから、もし涼介が奈津美さんに一目惚れしてたりしたら……」
今一度口にして、加奈は不安になって俯いた。
もしそうだったら、絶対に勝ち目がない。勿論、奈津美は旬と付き合っているけれど、それでも……
「大丈夫だよ」
旬のはっきりとした声を聞き、加奈は顔を上げた。
「大丈夫だよ。涼介はそんな奴じゃない」
きっぱりとそう言い、ニッっと笑った。
旬の自信有り気なその言葉……何を根拠にそう言ってるのか、分からない。
「つうか、それは加奈が一番よく分かってるだろ?」
旬にそう聞かれても、加奈はしっかりと頷くことはできなかった。
「確かに、奈津美さんに一目惚れは極端かもしれないけど……でも、不安なんだもん」
加奈は俯いた。
「涼介……あたしのこと、もう好きでもないのかな」
「え?」
加奈は、旬を前に、自分の気持ちを吐露していく。
「……最近、何か冷たい気がするし……今日だって、久しぶりに会えるのに、急に二人じゃなくなったし……あ、別に旬達が一緒なのが嫌なわけじゃないよ? ……でも、今も急にあたしから離れて行っちゃうし……もう、あたしと一緒に居るのが嫌なのかな……?」
普通なら、会う時間が少なくなったら、少しでも多く一緒にいたいと思うはずなのに、涼介は迷うことなく行ってしまった。加奈の方は、見ることもなく……
「そんなはずねぇよ」
旬がまたさっきのようにはっきりと言った。
加奈は顔を上げた。
そこには、また自信に満ちた……というより、確信を持っているともいえる旬の表情があった。
「涼介は加奈のこと、すっげー好きだよ」
旬のその言葉を、加奈は信じたかった。でも、そうだという自信がなかった。
「心配? 何の?」
デレデレした顔が、再びきょとんとする。
「だから、もし涼介が奈津美さんに一目惚れしてたりしたら……」
今一度口にして、加奈は不安になって俯いた。
もしそうだったら、絶対に勝ち目がない。勿論、奈津美は旬と付き合っているけれど、それでも……
「大丈夫だよ」
旬のはっきりとした声を聞き、加奈は顔を上げた。
「大丈夫だよ。涼介はそんな奴じゃない」
きっぱりとそう言い、ニッっと笑った。
旬の自信有り気なその言葉……何を根拠にそう言ってるのか、分からない。
「つうか、それは加奈が一番よく分かってるだろ?」
旬にそう聞かれても、加奈はしっかりと頷くことはできなかった。
「確かに、奈津美さんに一目惚れは極端かもしれないけど……でも、不安なんだもん」
加奈は俯いた。
「涼介……あたしのこと、もう好きでもないのかな」
「え?」
加奈は、旬を前に、自分の気持ちを吐露していく。
「……最近、何か冷たい気がするし……今日だって、久しぶりに会えるのに、急に二人じゃなくなったし……あ、別に旬達が一緒なのが嫌なわけじゃないよ? ……でも、今も急にあたしから離れて行っちゃうし……もう、あたしと一緒に居るのが嫌なのかな……?」
普通なら、会う時間が少なくなったら、少しでも多く一緒にいたいと思うはずなのに、涼介は迷うことなく行ってしまった。加奈の方は、見ることもなく……
「そんなはずねぇよ」
旬がまたさっきのようにはっきりと言った。
加奈は顔を上げた。
そこには、また自信に満ちた……というより、確信を持っているともいえる旬の表情があった。
「涼介は加奈のこと、すっげー好きだよ」
旬のその言葉を、加奈は信じたかった。でも、そうだという自信がなかった。