僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
ぼーっとしながら
足だけ動かしていると
いつの間にか学校についていた。
『おはよう』と
親しみが込められた挨拶が
飛び交う教室に、足を踏み入れる。
でも。
私へ向けた挨拶なんて
一つも飛んでこない。
いつもそう。
それが、日常で。
この教室では、当たり前の光景。
私は自分の席に着くと、得意の
『一人が大好きオーラ』を作り
見えないシールドを張った。
でも大丈夫。
私にはしーちゃんがいる。
お昼休みになったら
一緒にお弁当を食べてくれる。