僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
「みゅうみゅう、本気なの?」
「うん」
「怒鳴られちゃうよ。
殴られちゃうかもしれないよ」
「彼ね、しーちゃんのことが大好きで
しかたがないみたいだから。
話せば、きっとわかってくれるよ」
「じゃあ、僕も一緒に行く」
「え?え?
春輝くんはついてきちゃダメだよ」
「どうして?」
「春輝くんはアイドルだから……
へんな噂とか……
たつと……困っちゃうでしょ?」
「大丈夫。
僕、完璧に変装するし」
「でも……」
「それにね……
お姫様一人に、危ないまねを
させるわけにはいかないでしょ?」
お姫様って……私のこと?
「僕……一応……
みゅうみゅうを守る
ヒーローだから」
ひょえぇぇ!!
は……春輝くん……
お姫様とか、ヒーローとか。
胸がキュンキュンするようなことを
言うの、やめてよぉ。
ドキドキしすぎて
胸が苦しくなってきちゃったから。