僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
「それにしても、美羽は根性あるな」
根性?
「普通、乗り込んでこねえからな。
親友のために、
族のたまり場なんかに」
そんなこと言われても
必死だったんだもん。
大好きなしーちゃんが
殴られるなんて嫌だから。
「みゅうみゅうは
優しすぎなんだよねぇ」
そう言いながら
私の肩に両手を添えた春輝くん。
ひょえ!!
ほえぇぇぇ!!
春輝くんの顔……
私の右肩の上に乗ってるよぉ!!
乗せるなら、乗せるって
前もって言ってよ!!
ほっぺ同士が触れちゃいそうで。
恥ずかしくて。
私の顔が
茹でダコさんみたいに
真っ赤に染まっちゃうから……