僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
「でも、
みゅうみゅうの髪の毛をなでなですると、
本当に楽になるの。
心の中の悪魔が、
すーっと消えてくれたみたいに。
だから……利用してたのは事実だよ」
「そっかぁ」
「ごめんね、みゅうみゅう。
嫌だったよね?」
嫌じゃ……なかったよ……
ただ、苦しかった。
明梨んを思いながら私に微笑みかける
春輝くんを見るのが、苦しすぎて。
堪えきれない痛みで
心が暴れだしちゃって。
自分で制御できなくなっちゃった。
だからもう、
春輝くんとは会わないって決めたんだよ。
「そうだ。
みゅうみゅうに
渡したいものがあったんだ」
春輝くんのお財布から出てきたもの。
ん?
チケット?