僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
「あっ、ごめんね!!」
「え?」
「寒かったでしょ? ウサギちゃん」
ガバっと体を起こし
立ち上がった彼に、
いきなり両腕を掴まれた。
「大丈夫です」と答えてみたけど
全然大丈夫じゃない。
だって、
彼に触れられている腕が
悲鳴を上げ始めちゃったから。
脈がドックンドックンと
加速しているの。
止められないの。
だから今すぐ
手を放してください。
「ウサギちゃんは天使なの?」
「て……天使?」
「大丈夫なんて。
そんな優しい嘘
つかなくていいのに」