僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目

 わたしのことじゃ……ないよね?



 告白されたのかと思って
 心臓が止まりそうになった。

 嬉しい!とまで、思ってしまった。



 でも……


 明梨んを思って微笑んだ
 春輝くんの悲しそうな顔が頭に浮かんで、
 一気に現実に引きずり戻された。



 あ、そういうことか。


 明梨んも、ウサギさんみたいで。
 魔法使いみたいで。
 ヒーローみたいにカッコいい女の子ってことか。



 ありえない期待なんかしちゃって
 バカみたい。

 私なんかが
 春輝くんに好きになってもらえるはず
 ないのに……

< 271 / 375 >

この作品をシェア

pagetop