僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
心の中の悪魔とサタン
☆春輝side☆
◇◇◇
ラジオで勝手に
みゅうみゅうに告白してから、
3週間がたった。
今日はいよいよ
アミュレットのヒーローショー本番。
開演15分前なのに。
王子様風ヒーロー衣装をまとった
僕の心は、
地面に落ちたまま、動けずにいる。
ファンの子たちのキャーキャー声が聞こえる
ステージ袖に、
隠れるようにしゃがみ込んで。
自分でも説明ができない心のモヤモヤに
押しつぶされそうになっている。
「こんなとこで、何やってるわけ?
殺陣の確認しときたいとこ、あるんだけど」
僕の前に現れたマー君。
声色がいつもより柔らかくて、
情けない僕を、明らかに心配している。
僕を上から目線で、
怒鳴りつけてくれないかな?
そうすれば、グチャグチャな心の闇が
僕の中から、逃げ出すかもしれないから。
◇◇◇
ラジオで勝手に
みゅうみゅうに告白してから、
3週間がたった。
今日はいよいよ
アミュレットのヒーローショー本番。
開演15分前なのに。
王子様風ヒーロー衣装をまとった
僕の心は、
地面に落ちたまま、動けずにいる。
ファンの子たちのキャーキャー声が聞こえる
ステージ袖に、
隠れるようにしゃがみ込んで。
自分でも説明ができない心のモヤモヤに
押しつぶされそうになっている。
「こんなとこで、何やってるわけ?
殺陣の確認しときたいとこ、あるんだけど」
僕の前に現れたマー君。
声色がいつもより柔らかくて、
情けない僕を、明らかに心配している。
僕を上から目線で、
怒鳴りつけてくれないかな?
そうすれば、グチャグチャな心の闇が
僕の中から、逃げ出すかもしれないから。