僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
僕たちの会話を聞いていたのか
王子様コンテストで優勝しちゃいそうなほど
綺麗な顔をした、みやちゃんがやってきた。
司会のお姉さんモードの明梨んと
微笑みながら。
今までだったら、
みやちゃんと明梨んのツーショットを見るたびに、
胸が苦しくて、たまらなかったけど。
もう、そんな苦しさは襲ってこない。
今は、みゆうみゅうに会えない苦しさに
襲われてばっかりだけどね。
突然、僕の脳に映し出された
みゅうみゅうの笑顔。
隣に並ぶ彼氏さんの幻影が
現れそうになった時
「ちょっと来い!」
威圧感のあるマー君の声が
見たくない幻影を、消し去ってくれた。