僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
「みゅうみゅう……
ここで僕のこと、見ていて……」
「うん」
「みやちゃんと、あやあやと
マー君がカッコよすぎても。
僕だけを見てて……」
「へ?」
「そうしないと僕、
嫉妬の悪魔に
簡単に支配されちゃうからね」
弱々しい声と
自信なさげな笑顔を、
私に向けた春輝くん。
ステージに向かって走り出すと、
ピタッと止まり、
また私の元に戻ってきた。
「どうしたの?」
「みゅうみゅう、頭ナデナデさせて」
頭をナデナデくらい、いいよ。
そう思ったのに……
ひゃ!!
わ……私……
春輝くんに
抱きしめられてる!!