僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
「もう~マー君、邪魔しないでよ。
やっと手に入れた
僕の幸せタイムなのに~」
春輝くんは
唇を尖らせてつぶやくと、
私を抱きしめていた腕を
するっと緩めた。
「みゅうみゅう、約束して」
ん?
「ヒーローショーが終わったら、
僕の膝の上で、
みゅうみゅうの頭、ナデナデだからね」
春輝くんの膝の上に
頭を乗せるのも、
未だに恥ずかしいんだよね……
そう思ったけれど。
春輝くんの笑顔がかわいくて。
もっともっと
春輝くんに笑ってほしくて。
私はとびきりの笑顔で、
大きく頷いた。