僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目

 ゆっくりと、ゆっくりと縮まっていく
 私たちの距離。



 早く触れて欲しいな。
 私の唇に。



 素直な心の声とともに、
 私は瞳を閉じた。




 重なった唇が、熱い。



 痺れるような甘さが、脳に届き、
 私の心を溶かしていく。



 そしてゆっくりと
 唇が離れた。




 今のキス……
 すっごく幸せだった……




 ファーストキスの余韻から抜け出せず、
 幸福の甘い綿菓子に
 包まれているような気分に浸っていた時。


 ドキリ。


 愛おしさが溢れているような
 柔らかい春輝くんの瞳と、視線が絡んで、

 肌を突き破りそうなほど、
 私の心臓が飛び跳ねだした。
 
 
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