僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目

 ボッ! ボッ!と
 顔から火が噴き出そうになり、

 熱を帯びた手のひらで
 慌てて顔を隠した私。



 挙動不審なほど
 アタフタしている私に、
 春輝くんは、気づいているはずなのに……


 
「まだ……
 いなくなってくれないんだよぉ……」

 と、なぜか、むくれ声。




「僕の中にいる悪魔。
 今のキスだけじゃ、ダメみたい」




 それって……
 もう一回、キスしてってこと??



 ムリムリ。本当にムリ。



 さっきはなんて言うか……

 魔法みたいなものをかけられて、
 なぜかキスできちゃったけれど。



 今は、キスされたのが恥ずかしすぎて、
 春輝くんの顔すら
 見られない状態なんだから。



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