僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
「やっぱり、僕の中の悪魔は、
いなくなってくれないみたい」
え?
「だって
みゅうみゅうとキスするとね、
もっともっとって
悪魔が叫びだしちゃうから」
春輝くんの極甘な声。
や……やめて……!!
これ以上
私の心臓のドキドキを、加速させないで!!
胸のキュンキュンが止まらなくて、
心停止しそうだから。
息を吸っているのか
吐いているのかわからないほど、
私の呼吸が荒くなっていく。
そんな私を慈しむように、
春輝くんが私の頭を
優しく撫で始めた。
「みゅうみゅう、お願い」
??
「追い出せそうにないから、
僕の中の悪魔も
一緒に好きになってくれる?」
タンポポみたいな
春輝くんの温かい笑顔に癒され、
私の心の中に
幸せが広がっていくのがわかる。
私はとびきりの笑顔を春輝くんに向け、
大きく頷いた。