僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目

 穏やかに微笑んでいた春輝くんが
 子供みたいに二カって笑い出した。


 そして弾むような声が
 私の耳に届いた。



「なんで
 モンブランの中に逃げればいいか
 教えてあげる?」


「……うん」


「大好きだから」



 ひょ……ひょえ!!!!



 『大好き』なんて
 見つめながら言わないでよぉ!!

 それも、とびきりの笑顔で。



 私のことじゃないって
 わかっているけど。


 私の貧相な脳は
 都合のいい様に
 勘違いしちゃうんだから!!

 

 心臓に……毒だ……

 春輝くんの笑顔と……
 発言は……
< 55 / 375 >

この作品をシェア

pagetop