僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
「ごめんね。みゅうみゅう」
な……何?
今の『ごめん』って。
無意識に私の口から飛び出した
告白の返事?
私、フラれちゃった?
「僕ね……勝手に台本……
書き変えちゃった」
そんなことかぁ。
安心した。
春輝くんも
申し訳なさそうに謝らなくていいのに。
「変えてくれていいよ。
春輝くんが良いと思ったように」
「ここ、なんだけどね」
春輝くんはベンチに置いてあった台本を
ペラペラめくると、
あるページを開き、私に突き出してきた。
予想外の文字が目の入り
私の心にもやがかかる。
これって……
女の子が書いた文字だ……