僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
そんな想いを抱きながら
今、私は
言霊神社に続く
100段の階段を登っている。
いつもより歩みがノロくて。
なかなか神社にたどり着かない。
私、会いたくないんだろうな。
春輝くんに。
夢だってわかっていたはずの幸せが
本当に消えちゃうのが、怖いから。
石段を登りきると
春輝くんはベンチに座っていた。
私に気づいて
微笑んでくれたけど。
ひきつった笑顔が、痛々しい。
私はいつも通りでいなきゃ。
これで春輝くんと
バイバイなんだもん。
笑顔。笑顔。