僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
「春輝くん、おはよ~」
無理やりテンションをあげ
春輝くんの隣に座る。
「みゅうみゅう……
昨日……ごめんね……
約束……破って……」
「毎朝会おうなんて約束
してなかったでしょ?
私はただ
神社にお願い事しに来ただけだよ」
「大雨だったのに?」
「最悪な天気に
この石段のぼってお願いに来れば、
神様も叶えてくれるかなぁって思って」
「みゅうみゅうは天使なの?」
「え?」
「前にも僕、言ったよね?
そんな優しい嘘
つかなくていいって」
靴で砂利を転がすように
足を動かし、
春輝くんはずっと俯いている。