Fate×Love~大切な愛と命~
『…そんなに?

そんなに俺らに言いたくないことなの?』

突然、亮が口を開いた。

「えっ?」

『俺ら、何年付き合ってると思ってるんだよ。』

『そうだよ…。愛梨が何か隠してるのなんてバレバレ。

いつか言ってくれるまでまっていよう。

そう思ってたけど、もう限界だよ。』

『そんなにボロボロになって放っておけないよ…。』

一瞬、心を見透かされたかと思った。

「…何もないよ。

ごめっ、一人になりたいから…先寮戻ってるね…」

3人とも、本当にごめんね。

この時の私がもしもこのことをあなた達に話していたら、

未来は変わっていたのかな?

それはもう、今更悔やんだって遅いけど…。

だけど、どうしてもこう思ってしまうんだ。

私がもし話していたらもしかしたら、余計な犠牲を出さずにすんだのかもしれない。

そう思ってしまうんだ。
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