男子校生の愉快な一日

働くのも楽しまなきゃ損！

授業などが終わり、次郎は急いでかばんを手に教室を出る。しかし、友達に「また明日な！」という言葉をかけるのは忘れない。

今から夜の八時近くまでバイトだ。学校が終わった後のバイトは行くのが少し憂鬱な時もあるが、店長や他の従業員の人は親切で気さくな人が多いため、会話をするのが楽しみだと思いながら次郎はバイト先へと走る。

バイト先のファミレスは学校から走って十五分ほどで駅の近くにある。駅を利用する人が立ち寄ったりすることもあってかなり繁盛しているお店だ。

「こんにちは〜！！よろしくお願いしま〜す！！」

次郎がそう言いファミレスに入ると、「次郎くん、こんにちは。学校終わりなのに悪いね〜」と白髪まじりの髪をした店長がにこやかに笑う。

「まあ、お給料いいんで満足してます！さて仕事するぞ〜！！」

次郎はファミレスの制服に着替え、更衣室から出る。そしてファミレスに来たお客さんに「いらっしゃいませ！」と声をかけてオーダーを取ったり、料理をテーブルに運んだりし始めた。