願わくば君の大切な人になりたい


**
放課後


体育倉庫に来たんだけど
まだ中川君はいないみたい

まあいない方が気まづくなくていいん
だけどね


じゃあ、まず棚にあるものを
降ろすか


「よいしょ…うわぁ!」


やばい!後ろに転ぶ!




でも痛みは無かった


「え?」

首だけ振り向くと私の腰を支えている
中川君がいた


「す、すいません!」

「大丈夫だよ、怪我はない?」

「はい!ありがとうごさいます」

「西川 ゆず さんだよね?」

「はい!」

「じゃあ西川さん、掃除始めようか」

「うん」



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