願わくば君の大切な人になりたい
数分後-
「はぁ〜終わりましたね!」
「お疲れ様です あの、 すいません
送りたいところなんですが学級委員の
方で仕事があって遅くなってしまうので
おくることはできないんですよ」
「全然大丈夫ですよ!まだ明るいですし
お仕事がんばってください」
「はい、ありがとうごさいます
では」
と中川君は体育倉庫を出て行って
しまった
ふぅ〜 ちょっと緊張したけど
掃除に集中してたからあんまり
気にならなかったな
よし、帰るぞ!
数週間後-
廊下を歩いていると
「中川君!どこ行くの?」
「クッキー作ってきたから食べて!」
とかいつも通りの光景
バチッ-
今、中川君と目があった
え?え?こっちにくる!
「西川さん一緒に帰るんだよね?」
うなずいて、と言っているような顔
断れるはずもなく
「そうだったね 帰ろう」
と手を引っ張られ下駄箱まで来てしまった
さっきの女子達は諦めがついたのか
いつの間にか 、いなくなっていた