雨と新しい靴と
新しい靴を買った。
さっそく、履き心地を試しながらショッピングでも楽しみたいところだけど
あいにく、今は梅雨時。
天気予報は連日、当然のごとくかさマークが踊る。
(あ~ぁ。なんで梅雨時に買っちゃったんだろう)
未練がましく、先日一目惚れした、爽やかなデザインのパンプスを見やる。
淡い水色が気に入ったのに雨を彷彿とさせるのが、なんとも物悲しい。
「はぁ~」
彼女のため息に、側で雑誌を広げていた彼女より幾分年下の少女が顔を上げる
「お姉ちゃん。夏はもうすぐだよ?」
半ば呆れたようにクスクスと少女は笑う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数日前。ショッピングモール
「お姉ちゃん。ソレ今買っても履けないんじゃない?」
コレにする!と上機嫌の姉に妹は軽く指摘をいれる。
「いいの。いいの。夏はもうすぐそこよ?」
と笑った姉。
多少、衝動で買った雰囲気は否めなかったが夏らしい、さわやかな色合いを選んだ姉は、しっかりしてるのか微妙なところだ。
子供のように雨とのにらめっこ中の姉にやれやれと少女はため息をつく。
そして
「早く晴れるといいね」
と、心でこっそりつぶやいた。
さっそく、履き心地を試しながらショッピングでも楽しみたいところだけど
あいにく、今は梅雨時。
天気予報は連日、当然のごとくかさマークが踊る。
(あ~ぁ。なんで梅雨時に買っちゃったんだろう)
未練がましく、先日一目惚れした、爽やかなデザインのパンプスを見やる。
淡い水色が気に入ったのに雨を彷彿とさせるのが、なんとも物悲しい。
「はぁ~」
彼女のため息に、側で雑誌を広げていた彼女より幾分年下の少女が顔を上げる
「お姉ちゃん。夏はもうすぐだよ?」
半ば呆れたようにクスクスと少女は笑う。
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数日前。ショッピングモール
「お姉ちゃん。ソレ今買っても履けないんじゃない?」
コレにする!と上機嫌の姉に妹は軽く指摘をいれる。
「いいの。いいの。夏はもうすぐそこよ?」
と笑った姉。
多少、衝動で買った雰囲気は否めなかったが夏らしい、さわやかな色合いを選んだ姉は、しっかりしてるのか微妙なところだ。
子供のように雨とのにらめっこ中の姉にやれやれと少女はため息をつく。
そして
「早く晴れるといいね」
と、心でこっそりつぶやいた。