同居人は芸能人!?
「これでよし!しばらくは痛むと思うから無理しちゃダメだよ?仕事大丈夫かなぁ…」
奈那はまたニコッと笑った。
きっと亜優に心配かけない為だろう。
「亜優、こっちおいで。手当してあげる」
コーヒーをテーブルに置き、直人が救急箱に手を伸ばした。
「これだけの傷で済んでよかったな。奈那のお陰だな。ちゃんと看病してやれよ」
「うん。奈那はあたしの命の恩人だからね〜」
「はい!これでいいんじゃね?」
「ありがと。あっ!もうすぐ夕飯の時間だね。涼くんと奈那も食べてってね」
「じゃあ食ってく」
奈那も首を縦に振った。
それからしばらくして奈那は少し回復し、普通にごはんも食べれるようになった。
奈那今日はごめんね…。
あたしの身代わりにさせちゃって…。
こんなにケガさせちゃって…。
でもありがとう。
ずっとずっと友達でいようね。