同居人は芸能人!?
「やっぱりここはキレイだね〜」
「うん。なぁ亜優」
「ん?」
なんかかしこまっちゃってる…。
「俺はこれからもずっと亜優と一緒にいたいって思ってる。俺がどんなに仕事が忙しくても文句1つ言わないし、毎日ごはんも作ってくれるし、それに疲れてる俺を癒してくれるし、俺にはもう亜優しかいないんだ」
「うん…」
「だからこれを受け取ってほしい。いきなりだけど…」
直人から渡されたのは小さな箱に入った指輪だった。
「これ…」
「そう。婚約指輪。亜優が高校卒業したら結婚してほしい」
「……嬉しい…」
涙が止まらない。
まさかプロポーズされるなんて思っていなかった。
「これからもずっと俺の側にいてくれる?」
「いる…いさせて下さい…」
「よかった…」
いつまでもいつまでも抱きしめあい、2人だけの誓いのキスをした。
そして2人が付き合うきっかけとなった場所でまた2人は新たな道をスタートしようとしていた。
―END―