意地悪執事はお嬢様を独占したい






どういうシュシュだろう……。
似合うって、どんなシュシュなのか気になったが一条が結んでくれたので取るわけにはいかなかった。


「……ありがと」

「いえいえ」


口元が緩むのを抑え、ふいっと顔を逸らす。

……嬉しい。


すると、「行きましょう」と一条が私の手を握り歩き出した。



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自由時間が終わるのもあっという間。
時間になり、バスに次々と乗り始めた。


一条が持ってきてくれたので、酔い止めバッチリ。




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