意地悪執事はお嬢様を独占したい
「……じゃあ似合わない」
「…うん……え!?」
に、似合わない……?
嘘……。
凄いショックを受けたのが顔に出てたのか藍くんは焦って、
「違うよ?可愛いけど、一条先生がくれたものなんてやだよ。俺だって千結ちゃん好きなんだし」
「……っ、」
ストレートに好き、と言われて恥ずかしくなる。
私が顔真っ赤にして俯いてたら、
「早くバス乗ってくださーい。」
と後ろから誰かに抱きしめられた。
それと同時に見てた人がきゃー!と声を上げる。
……この声。