意地悪執事はお嬢様を独占したい





「千結、お父さん達は前の方へ行かなきゃいけないから、一条くんとあいさつしてきなさい」

「うん、わかった」


お父さんとお母さんは主催者なので、会場の前の方へ歩いていった。


一条と並んで歩いているとたくさんの人に声をかけられる。



「こんにちは千結さん。」

「ご無沙汰しております、有馬社長。」


久しぶりに会う人がたくさんいて名前がごっちゃになっちゃいそう。
私が相手と話している間、一条は隣でニコニコしてたりメモを取ったり。




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