意地悪執事はお嬢様を独占したい





慣れないヒールを履いているので時々休みながらも挨拶に回った。




「……あら?千結さんじゃない!」


そんな声がして振り向くと綺麗な女性。


「わあ、ご無沙汰しております花野井さん」


30代とは思えない若さの花野井さん。
パーティーでよく私と話してくれる人だ。


「久しぶりね〜!!ほんと千結さんはいつ見ても綺麗ね〜」

「いえ、そんなことありませんよ。」

「学校でもモテモテでしょう?」

「え、そんなことあるわけないじゃないですか!」


花野井さんはすごく話しやすいから好きだ。



< 245 / 311 >

この作品をシェア

pagetop