意地悪執事はお嬢様を独占したい






でも……。


「ほんと千結さんはいい子ね〜!!私の息子とお見合いさせたいぐらいだわ〜」


たまにこういう話をしてくる。
もちろん私はお見合いなんてするつもりはないし、いつもは笑って誤魔化してる。

でも今日は少し違った。


「もう、千結さん私の娘になってほしいわ!息子のお嫁さんにこないかしら」

「え、ええ……?」



いつもよりグイグイくる……。
ちらっと一条を見て助けを求めようとするも、一条は無表情で少し不機嫌。






< 246 / 311 >

この作品をシェア

pagetop