意地悪執事はお嬢様を独占したい
「……はぁ〜」
お昼休みになりため息を零した。
もうやだ、なんでこうなったのよ本当に。
あれからずっと一条を意識してしまう。
そりゃ、クラスのみんなの前で宣言されたら意識するよ。
「千結もさ〜素直になったらいいじゃない」
「無理だよ無理無理!!」
一条とまともに話せないのに素直になるなんて無理に決まってる。
一条は執事なのに。
執事として見れない。
今は先生なのに先生としても見れない。
チラッ一条に目を向ける。
一条の周りには女の子でいっぱいだった。