意地悪執事はお嬢様を独占したい





ガラッと開けると


「一条先生って〜どういう人が好みなんですかぁ?」

「詳しく知りたいですぅ〜」


そんな声がしてそちらに顔を向けると、また数名の女子と一条がいた。

……好み、か。


私と全然違う好みだったらどうしよう。

聞こえないふりをしてロッカーの高さにしゃがみ込む。
一条達に背を向け、荷物を取り出す。


隣では七海がその話を興味深そうに聞き耳を立てていた。




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