暗闇の先に…

もぅ体に力が入らない


右手の感覚も麻痺してきている


両手と体に巻き付けられていたロープが外されると無理やり立たされた


グラリと倒れそうになる体を男が後ろから支えている


再び意識が飛びそうになった時、男がバットを私に向かって振り下ろした



「ゔ……ぁッ」


何回、殴られただろうか


私の意識はプツリと途切れた


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