暗闇の先に…

ドアを開けると、大理石で出来た広い玄関



………何じゃココは!?
わ、私…場違い!!


部屋に入るのに、こんなに緊張したのは生まれて初めて


ボロ家に住み慣れたせいか夢を見てる感覚になる


「何やってんだよ、早く来い」


リビングのドアに手を掛け、呆れた様にこちらを見ながら言う


「お、おじゃ…お邪魔……します」


「フッ」


ーーーードキッとした

目を細めて優しい顔で笑うんだもん


明るい所で改めて顔をみると、ホント綺麗な顔をしている

中性的な顔立ちに、綺麗に整えられた眉に色っぽい桃花眼、スッと高い鼻、薄く形の良い唇


ミルクティアッシュの目にかかるくらいの長めの髪を遊ばせていて色白の彼には とても似合ってる
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