暗闇の先に…
眩しい太陽の光が意識を浮上させる
「ん……」
眩しい……
薄っすら目を開けると、カーテンの隙間から太陽が覗いている
感じた事のないフワフワな布団に潜り込んで 私の脳内が目を覚ます
「えっ!?ココ、何処だっけ?」
ガバッと起き上がり、周りを見渡す
8畳の広い部屋の端に置いてあるアンティーク調の机と椅子
その上に、見慣れたボストンバッグがある
「あぁ…そっか。昨日、助けて貰って……」
記憶を辿って、ホッとする
悪夢のような日常から開放されたんだ
やっと、あの男から逃げる事が出来たんだ
やっと……