暗闇の先に…

続けざまに風呂に入った二人は髪の毛が濡れてて、違った意味でカッコイイ


……何、この色気。目のやり場に困るんだけど!


お盆を持ったまま目を白黒させる


「彩夢、お前も風呂入って来い。俺と輝で運んどくから」


「じゃぁ、お願い」


風呂を上がり、髪を軽く乾かしてリビングに戻る


多く作り過ぎたと思っていた料理は、気持ちいい程、綺麗になくなった


「スゴい…。よく その細い体に入ったね。」


ある意味、関心する


「そりゃ、育ち盛り、食い盛りだからな」


ニッと笑って自慢気に言う輝真


「いや、このくらい普通だぞ」


あっけらかんと言う陸斗


「………………」 



………いやいや、二人共 胃袋どうなってるんですか?何で そんなに細いですか?


食器を洗い終わった時、「んじゃ、行きますか」と輝真が言った


「ねぇ、ずっと思っていたけど…何処に行くの?」


「「お前のお披露目会」」


「は?」

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