暗闇の先に…
そして連れて来られた所は表通りから1本入った裏路地にあるBARだった
青い蛍光灯で『BLUE』の文字が浮かび上がってる
カラン、カラン……
ドアに付けられたベルが鳴る
中に入ると意外に広く8人くらい座れそうなBOX席が3つにカウンター席が10席程ある
アンティークな店内は、落ち着いた雰囲気を持っていて、スピーカーから流れるジャズがこの店に合っている
そして20人くらいいるんじゃないかって思われる人達が、思い思いにお酒を飲んでいた
「よぉ、待たせたな」
陸斗が声を掛けると店内にいる人達が一斉にこちらを向く
ビックリした私は、思わず陸斗と輝真の後ろに隠れた
え…何?ココにいる人達って、皆知り合いなの?
隙間から様子を伺うと、リーゼントやモヒカン、ロン毛にツーブロックそしてパイナップル頭…色とりどりの頭の見た目が怖い男達