暗闇の先に…
ーーーー卒業式当日
久し振りに制服を着て、髪を整える
今日で中学校生活が終わる
高校も それぞれ違うから、もぅ会う事もない
そう考えたら、ちょっと寂しいような悲しいような…
「じゃぁ、行ってきます」
「おぅ、終わったら校門の所に来いよ」
「うん!」
行きなれた通学路をゆっくり歩いてると、途中で穂乃華とツッチーに会った
「おはよー!」
「おはよ」
「おはよ、彩夢ったら休みの期間中、全然遊んでくれないから暇してたんだよ!」
プーっと頬を膨らませ怒ってる顔が可愛い
「ハハハ、ごめん。色々 忙しかったんだ。でも、その分ツッチーとデート出来たんじゃない?」
ニヤニヤして聞くと、怒った顔が赤く染まっていく
「何?赤くなる程の事があったの?」
「も〜!恥ずかしいからヤメて!」
墓穴掘ってるよ、この子
恥ずかしくなるような事をしたんだ……
チラッとツッチーを見ると…顔を赤くしたツッチーと目が合った
お前も照れてんのか!分かりやすいヤツらめ…
からかいながら学校に着く