ガーディアン~君に向ける敵意を僕は全力で排除する。
この人達と仲良くなれば、私もクラスメート達に少しは自慢になるのかな、などと思ったりもしたけどやっぱり彼達について行く勇気はなかった。

友達は私と違って、

「カラオケだけならいいよー」などと簡単にオッケーを出した。

その後に泣きを見る事になるのに。

泣きながら友達の電話。

私は後悔した。あの時、ちゃんと私が止めていたら。

ううん、私もついていたら・・・・・・・

二人なら逃げ出す事もできたかもしれない。自責の念で押しつぶされそうだ。

「・・・・・・・どうして、もっと止めてくれなかったの?どうしてついてきてくれなかったの?」

彼女の電話口の言葉が耳鳴りのようにこだまする。

自業自得じゃないか・・・・・・・そう思った。

そう思った自分の汚い心にも嫌気がさした。

誰か助けてよ。

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