ガーディアン~君に向ける敵意を僕は全力で排除する。
殺気だった真白を見て一番に驚いたのは緒方龍彦でも誠也でも、ましてレッドヒーローズのメンバーでもなかった。

すぐ後ろに控える白髪の少女だった。

普段無表情なセシリーの瞳が吊り上がる。真白はセシリーのガーディアンなのだからその実力を知っているのは、この中ではセシリー一人だけであった。

真白のオッドアイの瞳が両眼共に紫色に輝く放ちつつあった。

真白の感情が高ぶっている証拠。

「まあ、嬉しいわ、真白がみんなの前で告白してくださるなんて、ほんとういつ以来でしょうか?でも真白・・・・・・・地が出ていますよ」

セシリーは真白に忠告をする。

真白はセシリーの言葉で落ち着きを取り戻して、親指と人差し指で瞳の付け根を軽くつまんだ。

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