子連れシンデレラ(1)~最初で最後の恋~
「分かった。試着すればいいんだな・・・」

「では、凛香さん、玲也君…パパに合うタキシードを選んで来て下さい」

「分かりました。玲也、パパに合う衣装を選びに行きましょう」

「うん」

私と玲也で柊也さんに似合いそうなタキシードを選ぶ。

天空島のヘブンズホテルのチャペルは海の見える場所。
私は海の色をイメージして、淡い水色の光沢のあるタキシード選び、柊也さんの元に戻った。

「天空島のチャペルは海の見える場所にあるから。海の色をイメージして、淡い水色のタキシードにしました」

「いいですね・・・社長」

「・・・試着しないとダメか?」

「散々、私に試着させておいて、自分だけしないのはズルいですよ。柊也さん」

「意外と凛香は・・・融通が利かないな・・・」

「早く試着してください」

柊也さんは恥ずかしそうに受け取り、試着室に向かった。
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