今日もキミのとなりにいたい
*
「ええっと、まず進路指導室の前…か」

まだ慣れない校内に若干迷いつつ、必死に地図を読む。

丸印の場所はどれも近くで、思っていたより早くポスターは貼り終わった。

先輩の方が多くポスターを持っていたから、私より時間がかかっているかもしれない。

そう思いながら職員室の方に向かうと、職員室前にはすでに先輩がいた。

そこにいたのは、先輩だけじゃない。

もう1人、黒い髪の女の人。

スタイルが良くて髪がさらさらなのが、遠くから見ても分かった。
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