君モノガタリ
第二章 転校生の秘密
「んー。じゃぁ田中の隣な」
先生が私を指差す。
って、なんで私の隣?!
しかも、めちゃくちゃ視線浴びてんですけど(汗)
「はい」
転校生は、つかつかと私の横にやってきて
「よろしくね。田中さん」
と言ったのだ。
あまりにも分かりやすい作り笑いだったために「ぷ」っと吹き出そうだった。
笑いをおさえながら
「よろしくね」
と一言。