君モノガタリ
「私になにができるのか・・・・グスッ・・・」
陽子がギュッと私を抱きしめる
「よう・・こ?」
「1人で抱え込まないでよ!!アンタは1人じゃない。私も皆もいる。だから泣かないで」
そう言った陽子の手は震えていた。
「あと、3日か・・・」
蓬田がポツリとつぶやく。
そしてニヤリと笑って
「じゃぁさ、俺に任せろ」
そう言った。
そして私に近づいて
耳元で
「だから、泣くな」
と、そう言った。