言わなくていいから
というか…さっきからももちゃんの歩き方が…


靴擦れでもしたのか?


やけに綺麗な靴だし履きなれてないんだろう。


…理玖は気づいてなさそうだな。


俺が指摘するのもなんか変だし今度立ち止まった時でいいだろう。


「はぁー!疲れた!少し休憩しよう!」


ほんとに疲れてるのかと言いたくなるくらい元気に休憩に入った。


「ももちゃん、足貸して?」


「え、?」


「靴擦れしてるでしょ?」


「あ、いや、そんなに酷くないので…」


「酷くなくても絆創膏は貼ろう?」


靴を脱いで見せてもらった足はなかなか痛そうだ…


「もも?どしたの?」


絆創膏を準備していたら理玖が飲み物を買って戻ってきた。


「あ、いえ、ちょっと…」
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