言わなくていいから
このあと特になんの問題もなく、事を終えた。


朝七時過ぎに目が覚める。


隣にはまだ玲奈がいた。


そんなに相性も悪くないみたいだし、顔も普通に可愛い、というか綺麗。


そのうえ何考えてるかわからないから気を使う必要も無い。


俺は相手が何を考えて何を望んでるかが分かってしまうと合わせられる。


ただ、疲れる。


せフレでさえ長続きしないんだ。彼女なんてもってのほかである。


「あ、起きてたの?」


俺が玲奈を見ていたら視線に気づいたのか振り返った。


寝ていたと思ったけどスマホを触っていたらしい。


「うん、今起きた」


「ふーんおはよ」
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