1ページホラー
んーんー
(男性35才、会社員)
「んーんー」
不思議な音が聞こえてきた。
耳をすますと音はどうやら、前を歩いている男から発せられているようだ。声だったのか。
気味が悪かったので早足で通り過ぎた。
通り過ぎる時にチラッと男を見た。口を閉じながら「んーんー」と唸っていた。
おかしな人か。そう思って歩調を戻す。まだ「んーんー」という声が聞こえる。
ん?
声は前から聞こえてきた。前を歩く女性から聞こえる。
なんだ?
やはり気味が悪くて早足に通り抜ける。その時、またチラッと見たがやはり口を閉じたまま「んーんー」と言っている。
なんなんだ。気持ち悪い。
そうして、歩いていると今度は耳元で「んーんー」と聞こえてきた。
「うわっ!」
思わず声の方を向いたが誰もいなかった。
それでもまだ「んーんー」は続いていた。
私の口から響いていた。
「んーんー」
不思議な音が聞こえてきた。
耳をすますと音はどうやら、前を歩いている男から発せられているようだ。声だったのか。
気味が悪かったので早足で通り過ぎた。
通り過ぎる時にチラッと男を見た。口を閉じながら「んーんー」と唸っていた。
おかしな人か。そう思って歩調を戻す。まだ「んーんー」という声が聞こえる。
ん?
声は前から聞こえてきた。前を歩く女性から聞こえる。
なんだ?
やはり気味が悪くて早足に通り抜ける。その時、またチラッと見たがやはり口を閉じたまま「んーんー」と言っている。
なんなんだ。気持ち悪い。
そうして、歩いていると今度は耳元で「んーんー」と聞こえてきた。
「うわっ!」
思わず声の方を向いたが誰もいなかった。
それでもまだ「んーんー」は続いていた。
私の口から響いていた。