愛しの彼女
姉が尻を上げている。



今ちらっと見えたのは…



あ、愛しの理央香のタオル…!



奴の尻に敷かれたなんて!


取りに行こうとした瞬間…


ボフッ



や、やられた…



俺は床に倒れ込んだ。



納豆か屁か…どっちかわからんが臭い。



愛しの理央香のタオルがぁ…


「ん?何これ?」



おならまみれのタオルを掴むと奴は…



「それ、俺の…」



口を拭いた。



おならまみれだぞ?



尻の下にあったんだぞ?



なのにそれで口拭くなんて…


「あら、それ理央香ちゃんのタオルじゃない」



気づくの遅いよ母ちゃん…


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