日向ぼっこ
プロローグ


あたしは、好きって気持ちがわからなかった。


どうしてもこの人がいい、って人に出会ったことなかったし。


恋話だけは、みんなについていけなかった。


曖昧に笑ってうんうん、と頷いてやり過ごす。


あたしって冷めてるのかな…なんて思ったりしたこともあった。




そんなあたしが一目惚れするなんて……、








_思わなかったんだ。




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