日向ぼっこ

「同じ学校の美桜ちゃんだよ、知らない?」


「んー、知らね」


「莉音も女に興味ないもんねー、てかそもそも他人に興味がないか」


あははと軽く笑うチャラ男と無表情の莉音くん。


莉音くん腰に一応タオル巻いてるけど、早く服着て欲しい…!


「ふっ、美桜ちゃーん。莉音の体見て顔赤くして…もしかしてエロいことでも考えてた?」


ニヤニヤするチャラ男。


てか名前知らないからチャラ男で定着しちゃってるけど…。


「考えてませんっ!」


顔を赤くしながら否定する。


「ふーん。あ、それより美桜ちゃん早くお風呂入ったら?体濡れて冷えたままでしょ?」


莉音くんがいつのまにか奥の部屋に入って行ってた。


「…う、うん」

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